MSR HUBBA TOUR2。2018年9月購入。現在も使ってるテントです。
はじめに言っときましょう。このテントの価格は高いです!
本体:¥87,000前後
専用フットプリント:¥7,000前後
どうですか?躊躇しますよね普通…
でも私は最高に満足して使っています。
メリット・デメリットや使い勝手など、写真多めでレビューします!
追記1)2020年某月、残念ながらハバツアーシリーズはカタログ落ちしました。市場在庫のみです。
追記2)ドッペルギャンガーから、ほぼ丸パクリテントが発売されました。気になる方は最後までお読みください。
MSR HUBBA TOUR 2を使用中の動画
▼テントのレビュー動画ではありませんが、テント内の造りがよく分かると思います。
あらゆる条件に対応する万能テント
広大な前室を持つハバツアー2の特徴をサイズ、メリット、デメリットの順に解説します。
サイズ
- 収納サイズ:直径17cm x 幅48cm
- 重さ:2.38kg(付属品含む)
室内はギリギリ大人が2人寝れる広さです。
ソロだったら十分な広さで、閉所感は全くありません。
前室にコットを置けば、小型ツールームテントとして2人は楽勝で寝れます。
ハバツアー2のメリット
私が感じたハバツアー2のメリットは9つもあります。
- 張った姿が美しい
- 設置撤収が早い
- 広い前室
- 前室内のグランドシート(土間)
- 2箇所の出入り口
- 高い通気性
- 加水分解しにくい素材
- 高品質
- 他のキャンパーと被らない
一つずつ解説しましょう。
① 張った姿が美しい
コレ、ものすごく重要なポイントで、満足感が高いです。
② 設置撤収が早い
アウトフレーム構造なので、フレームにフライシートを引っ掛けるだけです。
2019年の北海道ツーリングの時、雨天中の設置を3度ほど体験しました。
雨でも慣れれば5〜6分で設置できます。
▼こちらの動画の00:15:23頃が、雨天設営状況になります。
③ 広い前室
連泊ツーリングは、どうしても荷物が多くなります。
▼ハバツアー2の広大な前室は、その全てを収容してくれます。気がつけば前室がゴミ屋敷になっていることもしばしば。
④ 前室内のグランドシート
▼前室の半分にグランドシートがくっついています。簡単な仕組みですが、このようなテントを他に見たことがありません。
▼設置後に汚したくない荷物をバシバシ放り込めば、あっという間に荷物の片付けが完了!
特にこの前室グランドシートは雨天時に重宝します。
ずぶ濡れになったレインウェアとリュックが置ける!
寝室を濡らしたくないですからね。ホント便利です。
⑤ ⑥ 2箇所の出入り口 / 高い通気性
入口が2箇所あるので通気性が非常に良いです。
またインナーは他のMSRテントと違って全面メッシュではないので、寒い時期の使用も問題ありません。
⑦ ⑧加水分解しにくい素材 / 高品質
MSRのテントは加水分解しやすいとよく聞きますが、このテントは新素材(エクストリームシールドポリウレタン)を使って加水分解の対策がしっかりされています。
素材はスベスベして気持ちよく、撫でるだけでエクスタシーを感じます。
⑨ 他のキャンパーと被らない
私の勧めで知人がコレを買いましたが、キャンプ地で一度も見たことがありません。
メジャーなメーカーの現行テントなのに、ちょっとレア感があります。
小川のステイシーSTはバイクキャンプの定番テントですが、必ず見かけます。
やっぱり、他の人と家が被ると萎えますよね?
ハバツアー2のデメリット
私が感じだハバツアー2のデメリットは4つあります。
- 前室が自立しない
- 綺麗に張れない
- 前室の天井高が低い
- 前室ドアがキャノピーにならない
一つずつ解説しましょう。
① 前室が自立しない
最低1本のペグが必要です。または前室に重い荷物を置けば、ペグ無しで自立します。
② 綺麗に張れない
ガイロープなしだと、前室の天井部分がシワシワになりがち。
ガイロープでテンションをかければ綺麗に張れます。
③ 前室の天井高が低い
前室に椅子を置いてくつろげない。
また、テントから出る時に屈まないといけないので、少し腰が辛い^^;
④ 前室ドアがキャノピーにならない
前室入口は横に巻き上げるタイプなので、キャノピーとして使えません。
小川のステイシーのように、前室入口を跳ね上げられれば利便性が上がります。
しかし、この問題は小型のタープを連結することで解決しました。
▼小型タープについては関連記事をご覧ください。
その他の使用感
デメリットとして上げている天井高の低さについてですが、低いテントは強風に耐えられるので逆にメリットとも言えます。
また、低い天井高のおかげで、見た目がコンパクトです(ほぼ同サイズの小川ステイシーST-2、ステイシーネストよりもコンパクトに見えます)。
軽さは正義です。
バイクへの積載に苦労しません。パニアやトップケースの中にも収納可能。
▼私はリアシートに縛り付けてます。
ハバツアーって雨漏りするの?
▼海外のYoutubeやAmazonのレビューを見ると雨漏りする情報が出ています
正確には雨漏りではなく、結露した時にフライシートの水滴が流れ落ちて、前室の床2カ所に「水が溜まる」が正しいです。
この現象はシングルウォールテントが結露して水没するのと同じです。
普通のテントなら水滴が流れ落ちる先は地面ですが、ハバツアーシリーズは前室にグラウンドシートがくっ付いているので、水が床に溜まっていきます。
残念な事ですが運用上は致命的ではなく、水が滴るポイント2箇所にタオルを置けば対処可能です。
あらゆる箇所にシーム処理がされているので、寝室が水没することはありません。水没するのは前室のグランドシートの一部だけです。
▼詳細はコチラの記事を参考にしてください
ハバツアー2自己評価
これまで20幕ほどテントを買ってきましたが、ようやく理想のテントに出会えました。
晴れ確定のキャンプであれば、こんな高級テントは必要ありません。
¥5,000程度の激安中華テントで全然問題ないです。
だがしかし!連泊のロングツーリングだと、天気予報はあまりアテになりません。
ハバツアー2は1泊のライトなキャンプから、連泊のロング&ハードなキャンプまで対応できる万能テントです。
価格は高いけど、価値(コストパフォーマンス)は高いです。
長く使えるテントとしておすすめします。
組み立てサイズ | |
収納サイズ | |
重量 | |
デザイン・カラー | |
前室サイズ | |
設置撤収の早さ | |
通気性 | |
レア度 | |
価格 | |
コスパ | |
総合 |
▼寝室の下に敷く専用のグランドシートはこちら
丸パクリテント登場!
ドッペルギャンガーからハバツアーをコピーしたようなテントが発売されました。
製品名:MOTO TOURING TENT1(DBT531-GY)
構造はほぼ同じですが、以下の点が本家ハバツアーと違うようです。
ハバツアー2 | DBT531 | |
---|---|---|
寝室サイズ | 幅:132cm | 幅:80cm |
前室のグランドシート | あり | なし |
一人用のハバツアー1をコピーしたような製品ですね。
実売価格は19,000円程度なので、えらいコスパ高い!
▼ハバツアーがどうしても欲しい方は、一考の価値あり!
▼その他、詳細な仕様はメーカーの資料をご確認ください。