防水素材を採用している寝袋「NANGA オーロラ 600DX CAMO」を購入しましたので開封チェックします。
この製品の特徴は以下の通りです。
- シュラフカバー不要
- 永久保証
併用しているモンベルのダウンハガー800 #3との比較もします。
まとめ動画
モンベルダウンハガー800 #3のダメなところ
まずはモンベルのダウンハガー800 #3をコキ下ろしましょう。
4年間使用しましたが、次の不満がありました。
表生地に穴が空く
▼随所に穴が空いてダウンが抜けていきます。
適宜バンドエイドのような補修パッチを当てていますが、パッチ箇所は20箇所以上になってしまいました。
キャンプする毎に2箇所くらい小さな穴が開くので、もう本来の性能は出ていないでしょう。
寝袋の補修にはモンベルのリペアシートが便利です。
かなり強力なのと消費量が少ないので、1シート持っていれば5年以上は使えます。
湿気に弱い
北海道ツーリングで豪雨キャンプをした時に、シュラフカバーの必要性を強く感じました。
ロングツーリングなら、防水性能のある寝袋が絶対に良いです。
ちょっと寒い
個人的な感覚ですが、晩秋だとカイロ必須です。
山渓xNANGA オーロラ 600DX CAMO レギュラープラス 180cmとは
この製品は「山と渓谷社」と国内シュラフメーカー「NANGA」の共同企画製品です。
NANGA オーロラライト600DXとの違い
現在NANGA社のホームページを確認すると、製品ラインナップにはオーロラ600DXは存在せず、オーロラライト600DXになります。
違いは名前のとおり、ライトの方が軽量です。
オーロラライトの重量は1,050gに対し、このオーロラ600DX CAMOは1,350gと300gの差があります。
重量の差は生地の違いによるものです。
山渓xNANGA オーロラ600DX オールブラックとの違い
山渓とNANGAのコラボで有名なのは、オーロラ600DXオールブラックです。
価格はえらい安いのですが、完全受注生産で、注文から出荷まで2ヶ月以上かかる製品です。
サイズは身長175cmまでのレギュラーと、185cmまで対応するロングの2種類が存在します。
オーロラ600DX CAMOとの違いはサイズと色のみです。
スペック比較
AURORA 600DX CAMO | AURORA 600DX オールブラック レギュラー | AURORA ライト 600DX レギュラー | モンベル ダウンハガー800 #3 | |
---|---|---|---|---|
防水性能 | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ |
適応身長 | 180cmまで | 175cmまで | 178cmまで | 183cmまで |
色 | カモ柄のみ | 黒のみ | 5色 | 2色 |
価格 | 46,648円 | 31,473円 | 55,000円 | 30,250円 |
納期 | 即納 | 受注生産 2ヶ月以上 | 即納 | 即納 |
重量 | 1,350g | 1,250g | 1,050g | 600g |
使用時サイズ | 215 x 80cm | 210 x 80cm | ← | N/A |
収納サイズ | φ18×30cm | ← | φ17×31cm | φ14×28cm |
フィルパワー | 760FP | ← | ← | 800FP |
ダウン量 | 600g | ← | ← | 310g程度 |
表生地 | オーロラテックス | ← | 20dnオーロラテックス | 10dnバリスティックエアライト |
裏生地 | 40dnナイロンタフタ | ← | 20dnナイロンタフタ | N/A |
使用快適温度 | -4℃ | ← | ← | 3℃ |
使用下限温度 | -11℃ | ← | ← | -2℃ |
※価格・在庫調査は2020年1月時点です。
オーロラテックスとは
撥水性と透湿性に長けた素材で、簡単にいうとゴアテックスと同類の防水生地です。
NANGAの寝袋を選んだ最大の理由は、このオーロラテックス目当てです。
細かい性能はゴアテックスの方が優れている部分もあるようですが、コレがシュラフの表皮に使われているので、シュラフカバーは不要になります。
NANGAオーロラ600DX CAMO開封チェック
▼潜り込んだだけなのですが、当然モンベルより暖かいです。表皮のオーロラテックスはゴワゴワしていますが、モンベルのように穴が空く心配はありません。
▼760フィルパワーダウンの解説カード
収納サイズ比較 vs モンベル
標準収納袋収納時
▼見た目はだいぶ大きさが違います。サイズは実測値です。
イスカコンプレッションバッグ収納時
▼イスカのコンプレッションバッグに入れてみましょう。
▼圧縮するとこうなります。
▼直径はかなりモンベルより大きいです。
パニアケース収納時
▼TOURATECHのパニアケースにも余裕で入りました。
保管時
▼普段の保管は衣装ケースに入れて保管しています。
モンベルだと2つ入るのですが、ナンガは1つでパンパンです^^;
AURORA 600DXはどのモデルが良いのか?
比較表のとおり、価格の安いオールブラックモデルが一番コスパ良いです。
ただ私は納期が未定なのと、色が黒のみというのが気になって購入を控えました。
この条件に納得できる方は、オールブラックモデルを選んだ方がお得でしょう。
性能についてはどれも変わりません。
メーカー資料によると3シーズンな寝袋ですが、丘キャンプであれば冬も逝けそうです。
ライトモデルだと生地の厚さが薄くなって、重量が少し軽くなるだけです。
まとめ
モンベルダウンハガー800 #3の良いところは軽さと収納サイズです。
NANGAシュラフを買ったとはいえ、モンベルは手放せません。
2軍落ちになりますが、今後は晴れ確定の1泊キャンプ時に使用します。
NANGAシュラフは室内で開封して中に潜り込んだだけなのですが、表生地がしっかりしているのでモンベルよりも気を使わずに使えそうです。
夏場はオーバースペックですが、掛け布団みたいに使えば良いと思っています。
主に連泊ロングツーリングと、春・秋キャンプで活躍してくれるでしょう。
▼イスカのコンプレッションバッグはコチラのLサイズ。私が使っている赤は廃盤のようです。
以上、参考になれば幸いです。