ロングツーリングで毎日キャンプ地を変える場合、できるだけ荷物は減らしたいですよね。
この記事では、ロングキャンプツーリングに最適なタープについてまとめました。
なお、今まで13幕ほどタープを使ったうえで書いています。
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ロングキャンプツーリングのタープの用途とは?
タープの用途には主に次の3つがあります。
- 強い日差しを避けるため
- 雨、風を避けるため
- 雨天時の設置撤収のため
実際に13泊の北海道キャンプツーリングをして、上記の用途で使えるケースが「ほとんどない」ことを痛感しました。
詳しく説明しましょう!
① 強い日差しを避けるため?
移動しないでまったりキャンプをする時は、タープはあったほうが良いです。
特に高原のキャンプ地のように、木陰のない場所ならタープの効果は非常に高いです。
注意点としては、写真のような高原地は風が強く吹き込むことです。
強風の中でのタープは、倒壊するおそれがあるので万能ではありません。
さらに、ロングツーリングの場合、日差しのもっとも強い時間帯はバイクで走ってることの方が多いです。
林間のサイトなら、そもそも日差しが差し込まないのでタープは不要です。
つまり、タープは持ってても使わないことの方が多かったりします。
② 雨、風を避けるため?
弱い雨や強い雨でも、「風が弱ければ」タープの効果は十分にあります。
しかし、風が強ければ雨は吹き込みますし、タープが倒壊する可能性もあります。
私の場合、嵐に近い悪天候の時はタープは張らずにテントの中でまったり過ごせばよい…という結論になりました。
もちろんテントの前室の中なので、タープの下よりはかなり行動範囲が狭くなります。
私はこのような状況を想定して、前室の広いテントを使用しています。
さらに、このような悪天候の場合、タープはバイクカバーとして使うことにしました。
以前はバイクカバーも携帯していたのですが、この方法なら荷物も減らせて便利です。
▼タープをバイクカバーとして使った記事はコチラ
▼使用しているテントはこちら
③ 雨天時の設置撤収のため?
まず雨の中で一滴も濡れずにタープ以外を設置・撤収できる。これ最高です!
撤収時は最後にタープを収納!
段取りとしては理想的!というのが狙いです。
しかし、現実はそうはいきませんでした。
上の狙いが成立するケースは、風の弱い雨天時のみです。
基本的にポール2本で立てるタープは、風が強いと雨が吹き込みます。
一滴も濡らさずに設置撤収することは、現実的には不可能なのです。
そもそもタープは必要?
正直なところ、タープなんてなくてもキャンプはできます。
しかし以下の理由でタープは持っていた方が良いです。
- 視界を狭めるため
- タープを張る作業が楽しい
- バイクカバーとしても使える
特に視界を狭める使い方は有効です。
週末など、混雑したキャンプ場ではタープは必須ですね。
自分のキャンプベースの視界から、他のキャンパーを排除する為に使えます。
そして、ペグを打ち込む作業って楽しいですよね。
道具を減らしすぎると味気ないキャンプになります。
また、雨が降ってたらバイクカバーとして使うのもアリです。
どんなタープが良いか?
毎日キャンプ地を移動しながら旅をするロングキャンプツーリングでは、荷物としてかさばらないタープが良いです。
小型タープがおすすめ
大きさは極力小さく、軽いものがおすすめです。
テントに連結する張り方にすれば、ポールは1本だけあればOKです。
安物でOK
私はテントについは快適性・安全性・機能性を求めて高価なものを選びます。
しかし、タープに関しては雑に取り扱いができる安物で良いと思っています。
焚火の火の粉で穴が開いたり、バイクカバーとして使って泥だらけになる可能性もあります。
高価なタープだと、穴なんて開けたら悔しくて眠れません(^◇^;)
消耗品としてわりきれる価格帯のタープが良いです。
小型タープの使用例
結局いろいろ試した結果、アルティメイトサバイバルテクノロジー(UST)のヘクサタープにたどり着きました。
ソロで使うには十分な大きさです。
写真が1枚しか無いので恐縮ですが、タープの下にパニアケース2個、ヘリノックスのグランドチェア等を置いています。
ヘキサ型は自分の視界を狭める、他人からの視線を遮るベストな形状です。
サイズチェック|USTヘクサタープ
- タープサイズ:274cm x 243cm
- タープ重量:380g(ガイロープ5本込み、ペグなし)
- ポール重量:225g
ポール収納時の長さは41cmと短く、パニアケースなどにも余裕で収納可能。
ちなみにSnowPeakの小型タープである「ペンタシールド」のサイズは400cm x 320cmなので、このUSTタープはさらにコンパクトな製品です。
タープの裏面はアルミ蒸着されていて、寒い時はエマージェンシーブランケットとしても使えます。
テントとの連結例
▼単純にカラビナで連結しているだけです。
別にテントに連結させる必要はなく、片側は木に縛り付ける等、タープはいろいろな張り方があります。
▼こちらが使用しているタープです。価格は3000円程度。
以上、ロングキャンプツーリングの道具立てに参考になれば幸いです!