ぼっちライダーの無限アル・パカです!
ほぼ一人でツーリングしてますが、インカムは必須です。
今までB Comなどのハイスペックインカムをソロで使ってきました。
ハッキリ言って無駄な機能が多すぎ!価格が高すぎです!
▼ソロやタンデムなら次のようなインカムが絶対に良いですよ!
- コスパが高くてシンプルな機能
- ヘルメットに付けても目立たないデザイン
この記事ではソロ/タンデムライダーにふさわしいインカムについて検討します。
ソロ・タンデムバイクライダー向けインカムの用途とは?
- ナビゲーションの音声取得
- たまに知人とツーリングをする
- たまにタンデムツーリングをする
用途はこれだけです。
②と③の用途から音声再生専用のBluetoothレシーバーではなく、会話のできるインカムをおすすめします。
こんなインカムはいらない!
ソロ/タンデムライダーにふさわしいインカムとは、どのような物でしょうか?
それは、余計な機能をバッサリそぎ落としたものです。
▼例えばこんなインカムは不要です
どこが不要かというと …
- 最大6人のグループ通話が可能
- インターコム通話距離:1.4kmまで
- 他社のインカムと接続が可能
▼ついでに、こんなインカムも不要です
このインカムの不要な機能は …
- 最大8人の仲間とつながる
- インターコム通話可離:2kmまで
- FMラジオ
- 他社のインカムと接続が可能
▼ついでに言えば、このようにヘルメットの横から大きくハミ出るのもいただけません。
▲はっきり言って邪魔です。
SENA 20S EVOに至ってはマウント部分大きすぎて、ヘルメットを平行に置けず。
▼デカすぎるインカムはガンガンぶつけまくって傷だらけになりますよ。
ハイスペックインカムは価格が高い
これが一番問題かもしれません。
▼価格が高すぎます。(参考価格)
- SB6X:38,280円
- SENA 20S EVO:37,840円
ソロ・タンデムライダーにそんな高価で多機能なモノは必要ありません。
機能をそぎ落とした低価格な物で十分です。
グループ通話機能は必要か?|LINEグループ通話もあり!
ソロツーリングが基本の人でも、たま~に友人とマスツーリングすることってありますよね?
その時のために、友人に合わせてハイスペックインカムを買う必要はありません。
LINEのグループ通話機能を使えばOKです。
人数は200人まで同時にグループ化できて、通話距離は携帯電波を使うので制限なしです。
インカムのメーカーや、機種が一致している必要も無し!
LINEグループ通話の音質は、はっきり言って悪いですが、ギリギリ会話が成立するレベルです。
当たり前ですが、携帯電波の圏外を走行中すると通話が強制終了になります。
峠はよく通話が切れますが、市街地や海岸線はほとんど切れません。
たまにしかマスツーリングをしないのであれば、LINEグループ通話か、他のチャットアプリを使ったグループ通話で十分です。
もちろん他のライダーも設定をLINEグループ通話に切り替えてもらう必要があるけど、面白い試みなので皆やってくれますよ。
予め目的地を共有しておけば、途中で通話が切れても特に困ることはありません。
ソロ・タンデムにふさわしいインカムとは?
ここまでの解説を踏まえると、ソロ・タンデム用インカムに必要な機能はこのようになります。
- 防水・防塵設計
- Bluetoothペアリング
- タンデムパッセンジャーとインターコム会話
- スリムで装着時にヘルメットからハミでない
- 修理体制が整っている
これ以上の機能は必要ありません。
もしラジオが聞きたければ、スマホとペアリングしてインターネット経由で聞くことが可能。
電話の着信・通話は運転に集中できないので、停車してヘルメットを脱いでからやりましょう。
インカムは壊れる!保証内容をチェック!
インカムは結構壊れやすいので、修理体制の整ったメーカーの製品をおすすめします。
または、激安の中華ブランドを「使い捨て」覚悟で使うのもあり。
私はこれまでサインハウスのSB213.evo、SB4X、SENAの20Sという、当時のフラッグシップインカムを使ってきました。
- SB213.evoは雨天走行後に充電ができなくなった
- SB4Xはブームマイクが走行中に脱落した
∟故障ではありませんが…補修部品の調達にも結構お金が掛かります - SENA20Sはヘルメットを落とした時に、インカムが地面に直撃して故障
自分の不注意もありますが、故障すると結構な出費になります。
特にSENAとMIDLANDは安くて機能を絞ったソロ向けのインカムが揃っていて、さらに修理体制も万全です。
▼例えばSENAの会員サイトであれば、インカムのシリアル番号を登録して端末管理ができます。
最新ファームウェアやマニュアル、よくある質問(FAQ)もオンラインで管理されていて便利です。
また、不要になったら登録解除をして売却することも可能。
保証期間も確認でき、このサイトから修理依頼を掛けることができます。
他メーカーのインカムでは、ここまでオンライン管理が進んでいないので、SENAの製品は一歩進んでいます。
ソロ・タンデムバイクツーリングにおすすめのインカム5選
ソロ・タンデムツーリングにふさわしいインカムを5台紹介します。
SENA 3S PLUS|目立たない最強インカム
2021年に発売された新型のソロツーリングに適したインカムです。
▼装着時(写真は旧型の3Sです)
- 2台までのBluetoothペアリング
- インターコム通話距離:400mまで
- ミニマムなデザインと機能
- 2年保証
公式には防水対応ではありません。
旧型の3Sで北海道ツーリングの時に豪雨の中を走りましたが、現在でも問題なく使えています。
スリムな本体は、ヘルメットに装着しても横にハミでません。
目立たないインカムを探している方にも最適です。
インターコム通話が400mまでと他機種よりも優れています。
旧型は200mと普通でしたが、実際は見通し50mくらいまでしか繋がりません。
タンデムツーリング時にバイクを降りて相方がヘルメットを被ったまま遠くへ離れると、通話が切れてしまうことがあったので、400mの性能は安心です。
私は旧型の3Sを4年近く使ってますが、シンプルで非常に良いです。
今買うならもちろん新型の3S PLUSがおすすめです!
▼参考価格:14,000円程度(フルフェイス/ジェットヘル両対応版)
▼参考価格:14,000円程度(ジェットヘル専用版)
MIDLAND BT GO|シンプルな機能で安い!
SENA 3S PLUSと同タイプのスリムなインカムです。
- 防水(日常生活防水)
- インターコム通話距離:200mまで
- 1台までのBluetoothペアリング
- ミニマムなデザインと機能
- 1年保証
SENA 3S PLUSより劣る点は、インターコム通話距離が200mで保証が1年であること。
ジェット用とフルフェイス用のマイクが同梱されていて、価格も安いのがポイント!
▼参考価格:11,880円
MIDLAND BT MINI|高音質で2台セットもあり
大きなボタンで直感的な操作が可能な最新型のインカムです。
- 防水(日常生活防水)
- インターコム通話距離:200mまで
- 1台までのBluetoothペアリング
- 押しやすいボタン
- 1年保証
バイク用にチューニングされた直径36mmのネオジウム磁石を採用したHi-Fiスピーカーを搭載。
ハッキリした声と重低音の再生も得意な「音にこだわったモデル」です。
スマホの音声認識(Siriなど)で機能を呼び出すことも可能。
充電がUSB TYPE-Cコネクターなのもポイントが高いです。
▼ジェット型とフルフェイス型の両方に対応しています。
デメリットとしては、厚みが1cm近くあるので「少し」ヘルメットから出っ張ります。
▼参考価格:13,700円(1台)/24,000円(2台セット)
CIEL SORO MATE(シエル ソロメイト)CL-T5|完全ソロ向け
こちらはインカムではなく、通話のできない音声を聞くだけの完全ソロに特化した製品です。
- 2台までのBluetoothペアリング
- フル充電で15時間稼働
実売価格が3000円台の強烈なコスパが魅力のヘッドセット。
ソロライダーにとっては「こんな製品を待っていた!」と言える、徹底した「割り切り」がステキです。
すべてのパーツがヘルメットの中に収まるので、見た目もスッキリ!
インターコム通話機能はありませんが、誰かと話したければLINEなどのチャットアプリを使えばOK!
ソロだけならかなり使い勝手の良い製品です。
▼参考価格:3,600円
V6Pro 6riders|5000円の激安モデル
こちらは予算5,000円で買える激安インカムです。
- 防水(IP65)
- インターコム通話距離:1200mまで
- ノイズキャンセル機能
- 1年保証
6ridersという名称が付いていますが、6人同時に会話ができるわけではなく同時通話は1対1まで。
ソロかタンデムの運用に適したインカムです。
2台セットでも11,500円という高いコスパが魅力。
風切り音を抑えて音声をクリアに再生する「ノイズキャンセル機能」は、タンデム時の会話を快適にしてくれます。
とにかく「安い」インカムが欲しいという人におすすめ。
▼参考価格:5,380円
▼2台セット:11,500円
【まとめ】迷ったらこのインカムがおすすめ!
過去にハイスペックインカム〜ソロ向けのインカムまで多数使った経験から書いています。
ソロ/タンデムツーリングがメインのインカム選びで迷ったら、次の3つから選べば間違いありません。
タンデムもするなら SENA 3S PLUS
インターコム通話が400mと他機種よりも優れています。
他機種のように200mだと、バイクを降りて相方が50m以上離れると通話が切れるので少しでも性能の高い3S PLUSがおすすめです。
何より、見た目がシンプルで無駄な機能がバッサリ落とされているのがポイントです。
▼価格は14,000円程度(フルフェイス/ジェットヘル両対応版)
▼ジェットヘル専用版/価格は13,000円程度
完全ソロならシエル ソロメイト
誰ともからまずソロに徹するなら1番のおすすめです。
以上、自分に合ったインカムを見つけて快適なソロツーリングができますように!