手放したテント#17を紹介します。
テント#17【HILLEBERG UNNA】
2016年12月、ソロ用として購入。
スタイカがソロだと大きすぎるので、最初に使っていたメスナーゴアテックステントのような山岳用ソロテントとタープの組み合わせが一番使い勝手が良いのではないか?…と妄想し、ポチったテントです。
サイズ
- 収納サイズ:直径15cm×長さ50cm
- 重量:2.2kg(ポール、ペグ含む)
長所
- 設置撤収が早い
- 自立する
- 高品質
- 1人用テントとしては室内は広め
- フライの素材(Kerlon)が加水分解しにくい
短所
- 前室がない
- 通気性が悪い
▼インナーの吊り下げフックを一部外すと、登山道具程度のコンパクトな荷物を置けるスペースができる
コメント
スーパーハイスペックなテントです。丘キャンパーにはその性能をフルに発揮できるシーンはないでしょう(^^;)
厳冬期の山岳キャンプに対応できるスペックを持っています。
フライやインナー生地の質感、ジッパーや生地のつなぎ目まで完璧に処理されていて、全くコストダウンした気配はなく、容赦のない完成度です。
フライ、インナー、グランドシートが一体化しているので、2本のポールをスリーブに差し込むだけで組み立て完了。
背面からの排気にこだわらなければ、ペグも必要ありません。
4シーズン対応テントですが、ベンチレーションは少なく、風が通り抜けないので真夏の丘キャンプの使用は暑すぎて厳しいです。
巷のワンタッチテントに迫る組み立てスピードで、収納サイズはワンタッチテントと比較してもかなりコンパクトになります。価格は5倍くらいしますけど…
室内は広く、圧迫感はありませんでした。私は狭いテントだと寝てる時に突然、閉所感が襲ってきて、一度目がさめると眠れなくなる性分なのですが、このテントに関してはそのような災難はありませんでした。ま、私が神経質なだけかもしれませんが…。
他メーカーのドーム型テントと違って、インナーは垂直に近い角度に立つので、サイズが小さくても閉所感はありません。
アライテントやモンベル等にもこのタイプの山岳テントは存在しますが、一回り大きくて快適です。
しかし、この山岳用ソロテント+タープの組み合わせは、過去記事で何度か書いていますが、バイク用荷物を収納するスペースが無いので万能ではありませんでした。
風の強い日はタープは張れず、夜間や外出時にヘルメットやバイクジャケットを保管するスペースがないので、気象条件が悪いと最悪なキャンプになります。
2年ほど所有しましたが、ロングツーリング向けでは無いと判断し、オークションへ旅立って行きました。
ヒルバーグUNNA自己評価
組み立てサイズ | |
収納サイズ | |
重量 | |
デザイン・カラー | |
前室サイズ | |
設置撤収の早さ | |
通気性 | |
レア度 | |
価格 | |
コスパ | |
総合 |
ここまでのまとめ
赤線を引いたところをもう少し深掘りします。
背面からの排気にこだわらなければペグも必要ありません。
ドーム型テントに限られることですが、ペグなしで自立するテントは素晴らしいです。
過去に土砂降りの中でキャンプした時、屋根付きの炊事場(床はコンクリート)にテントをささっと移動して、雨風を避けていたキャンパーがいて羨ましかった思い出があります。
風の強い日はタープは張れず、夜間や外出時にヘルメットやバイクジャケットを保管するスペースがないので、気象条件が悪いと最悪なキャンプになります。
雨風の強い日のタープは潔く張るのを諦めた方が無難です。抜けたペグが吹っ飛んで行く危険性があります。
バイクツーリング用のテントには前室は必須です。って過去に悟った事なのですが、数年経つとすっかり忘れてしまって、また同じ過ちを繰り返してしまいました(^^;)
キャンプ場でも夜間は夜行性の動物が出没する時があるので、バイク用の荷物+食材が隠せるスペースのあるテントが最適です!と、自分がもう3度同じ過ちを繰り返さないように、ここに書いときます^^;
熊出没注意とか書いてるキャンプ場だと泣けます。自分が熊のディナーにならないように!