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無限アルパカ

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【レビュー】GoPro HERO9のメディアモジュラーはやっぱりモトブログと相性が悪かった

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GoPro HERO9用のメディアモジュラーが届いたので、主にモトブログ目線でチェックをしてみました。

外部マイク入力を持ったこのケースは、モトブログ用途に最適なのか?

結論を言うと、HERO8のメディアモジュラーと同じくモトブログには全く向いていません。

理由は以下のとおり。

  • バッテリー交換がしにくくなる
  • 給電撮影時に熱暴走を起こす(HERO9でも再現しました)

例外を除き、モトブログ用途では買わない方が無難です。

▼HERO9の基本的なことについては、関連記事をご覧ください。

それでは解説しましょう!

目次

GoPro HERO9用メディアモジュラーとは?

指向生マイク、3.5mm外部マイク入力(ライン入力)、HDMI出力、USB TYPE-Cを持つHERO9専用のケージ(ケース)です。

また、コールドシューが2つあるので、HERO9をコンパクトに拡張できる特徴があります。

メディアモジュラーの開封チェック

▼付属品はメディアモジュラー本体と、垂直マウント用バックル、サムスクリュー、ウインドスクリーン、マニュアル類。

▼マニュアルは多言語対応ですが、日本語表記はなし。

▼防水ではない。

装着方法

▼HERO9のサイドパネルを取り外して、USB-Cで合体する。

簡易防水対策??

▼HERO8のメディアモジュラーと違って、入力端子にゴム製のフタがつきました。

ただし、コレがあるからと言って完全防水ではありません。

ホコリやゴミの進入防止程度には役に立ちそうです。

個人的にはフタがあると、マイクやUSB-Cの差込時に邪魔なので不要だと思いました。

3.5mm外部マイクの設定

▼外部マイクを挿さないと、設定はグレーアウトされて変更できない。

▼3.5mm入力端子にマイクを挿すと自動的に外部マイクに切り替わる。

▼3.5mm端子に挿したマイクの特性を変更できる。

▼選べる項目

標準マイクプラグインパワーマイク用(基本的にコレになる)
標準マイク+上記マイクの入力ゲインを強くする
動力マイクバッテリーが内蔵されたマイク用
動力マイク+上記マイクの入力ゲインを強くする
ラインイン外部機器からの音声入力

風ノイズ制御(ウインド設定)

▼「自動・オン・オフ」の3パターンが設定可能。

▼外部マイクを接続すると、グレーアウトして設定変更ができない。つまり、マイク接続時の風ノイズ制御は、繋げる外部マイク側の性能に依存します。

メディアモジュラー内蔵マイク設定

▼「前面・背面・HERO9本体のマイク」の3パターンから選べる。

メディアモジュラー内蔵マイクの音質

私はメディアモジュラーの内蔵マイクを使う予定がないので、検証はしません(モトブログでは使いどころがない)。

▼メディアモジュラーには指向性マイクが搭載されています。

▼付属するウインドスクリーンはかなり強力そうです^^;

しかし、音質はHERO9の内蔵マイクよりも悪いという評価が多いです。

メリットとしては、前後のマイクを撮影シーンによって切り替えることができるだけだと思います。

音質については、有名なYouTuberのMikasu-Channelさんが素晴らしい検証をされた動画を出しているので参考にしてください。

▼この動画の7分45秒あたりです。

HERO8用メディアモジュラーとのサイズ比較

▼寸法と重量

▼パッと見は、ほんのちょっと大きいだけ。

▼側面

▼上面

重さの違い

数値以上にHERO9+メディアモジュラーは重く感じます。

▼実測重量は内蔵バッテリー込み。

  • HERO9:202g
  • HERO8:162g

▼HERO9

▼HERO8

その他

▼USB-Cの差込加減がHERO8よりも深くなりました。

これはありがたい進化というか、当然の修正でしょう。

ケーブルが抜けにくくなりました。

メリット

私が思うメディアモジュラーのメリットは2つだけです。

音声入力レベルゲージが搭載された!

▼HERO8には無かったマイクの入力レベルゲージが搭載されました。

コレは非常に便利!

当然、外部マイクを挿した時もレベルゲージが表示されます。

コンパクトに拡張できる

このメリットはHERO8用メディアモジュラーと同じですが、Ulanzi等から販売されている安価なケージよりもコンパクトに拡張できます。

▼注意)このオプションだと外部マイクアダプターが必要になります。

メディアモジュラーのデメリット

HERO8用メディアモジュラーの欠点をそのまま引き継いでいます^^;

バッテリー交換がしにくい

▼バッテリー交換の際はマウントから外して、HERO9の足をたたみ、メディアモジュラーからHERO9を抜かないと交換できません。

この面倒臭さを回避するには給電撮影しかないわけですが、先に説明した通り長時間の給電撮影をすると、HERO9が熱暴走を起こします。

スクリュー差込方向がほぼ固定

▼バックルに固定するサムスクリューは、HERO9に向かって左側からになります。

▼右からでも無理やりねじ込むことができますが、メディアモジュラーに干渉するので傷が付きます。

この問題は、カメラをマウントする場所に制限がでるでしょう。

モトブログとの相性は?

この記事のまとめです。

モトブログには次の2つのパターンがあります。

  • 自分の声も録音するモトブログ 
  • 自分の声は録音しないモトブログ 

上記2つのパターンともにメディアモジュラーはモトブログに向いていません。

一つずつ整理してみましょう!

自分の声も録音するモトブログ

ここまで解説した通り、次の理由でこの製品は買わない方が良いです。

  • バッテリー交換がやりにくい
  • 給電撮影をすると熱暴走を起こす

上記の問題はメディアモジュラーが原因ではなく、HERO9本体の問題とも言えます。

自分の声は録音しないモトブログ

このパターンは外部マイクが不要なので、そもそもこの製品は必要ないと思います。

唯一、給電撮影がしやすくなるメリットはありますが、熱暴走を起こすことがあるのでこのパターンも向いていません。

買わない方が良いでしょう。

メディアモジュラーは何に使えるか?

ここまでメディアモジュラーを買うなとボロカスに叩いておいても、私のモトブログ環境にはメディアモジュラーが必須です。

▼使いどころとしては、雨が降った時に自分の声も録音するモトブログに重宝しています。

これはあくまで一例ですので、興味のある方は関連記事をご覧ください。

熱暴走を防ぐ方法

GoPro(旧機種を含む)は内蔵バッテリーを抜いた状態で給電撮影すれば、熱暴走を防げます。

▼詳細は関連記事をご覧ください。

以上、参考になれば幸いです!


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