2020年10月1日にSunrise Sunset Touring Rally(SSTR)に参加しました。
今年は新型コロナウイルスの影響で5月23日(土)の開催予定が10月24日(土)に延期。
しかし、ウイルスの終息が見込めないため、2020年10月1日〜2021年3月31日までの期間(10月24日を除く)に、各個人で走行する「My SSTR」というルールとなりました。
2020年はある意味、特別なルールとなったSSTR。
開催初日の10月1日に走ってみました!
まとめ動画
【この動画の目次】
01:43 塩尻IC~下道ツーリング
03:16 指定の道の駅 奈良井木曽の大橋
04:16 野麦峠
10:06 なぎさドライブウエイ
SSTRとは?
各個人がルールに従い、独自のルートを考案して走り切る自己完結型のラリーイベントです。
基本ルール
2020年のルールは次の通り。
- 日の出時刻以降に、太平洋側の海の見えるポイントをスタート地点とする
- 道中に高速道路のSA/PAや道の駅を経由して、10ポイント以上を稼ぐ
- SSTR事務局が定めた「指定の道の駅」に必ず1箇所以上立ち寄る
- 日没までに石川県・千里浜のゴールを目指す
SSTRはラリーイベントとはいえ、競争ではありません。
自分のペースでゴールを目指しましょう。
参加者の推移
2013年より毎年開催されいるSSTR。
参加者がどのくらい増えているのか気になったので調べてみました。
参加台数 | 開催日 | |
---|---|---|
2013年 | 130 | 10/19 |
2014年 | 503 | 5/24 |
2015年 | 913 | 5/30 |
2016年 | 1,790 | 9/17 |
2017年 | 2,325 | 5/20 |
2018年 | 3,000以上 | 5/26 |
2019年 | 3,800程度 | 5/25 |
2020年 | 5,000(見込) | 10/1〜3/31 |
参加台数が凄まじく増加していますね^^;
この台数をさばくスタッフと石川県は素晴らしいです。
私は2014年のSSTRにも参加しています。
一番興味があった事は「6年経過したSSTRはどのように進化したのか?」です。
すごく楽しみだったのですが、今回は特別ルールだったので違いを体感できませんでした^^;
2014年当時の状況に興味のある方は、記事の最後までお読みください^^
ルート
▼大雑把なルートはこちら
▼詳細ルート
神奈川県 茅ヶ崎海岸 | スタート地点 |
圏央道 厚木PA | 1ポイント |
中央道 談合坂SA | 1ポイント |
中央道 双葉SA | 1ポイント |
中央道 諏訪湖SA | 1ポイント |
中央道 塩尻IC | ここから下道 |
道の駅 ならかわ | 2ポイント |
道の駅 奈良井木曽の大橋 | 3ポイント(長野県 指定の道の駅) |
道の駅 木曽川源流の里 きそむら | 2ポイント |
県道26号線 | |
県道39号線 野麦街道 | 野麦峠を通過 |
道の駅 飛騨たかね工房 | 2ポイント |
中部縦貫自動車道 高山西IC | 時短するため高速へ |
東海北陸自動車道 不動寺PA | 1ポイント |
東海北陸自動車道 金沢東IC | ここから下道 |
道の駅 内灘サンセットパーク | 2ポイント |
道の駅 高松 | 2ポイント |
千里浜なぎさドライブウエイ | ゴール |
▼合計18ポイントゲットできました。
10月25日以前の参加は、スマホ+GPSを使った「SSTRシステム」が使えません(2020年の場合です)。
上の写真のように、経由地でスタンプを押す必要があります。
不満に思ったこと「指定の道の駅」ルール
「指定の道の駅」は、SSTR事務局が各都道府県毎に1箇所定めています。
参加者は必ず1箇所以上の「指定の道の駅」を通過する必要があります。
デメリット
このルールが結構クセモノで、ルート選びに大きく影響します。
指定の道の駅からゴールまでの大雑把なルートって、多分1つしか作れません。
つまり、その「指定の道の駅」を通過したライダーのルートが、ほぼ全員同じになってしまいます。
独自のルートを走るのがSSTRの醍醐味だと思いますが、実際は選べるルートパターンは少ないでしょう。
また、日没までにゴールしなくてはいけない「時間制限」もあり。
「指定の道の駅」を優先しないといけないので、行きたい場所を諦める必要もあります。
私の場合は長野県の松本市付近を走りたかったのですが、断念しました。
メリット
走ってみてわかりましたが、毎年SSTRに参加する人にとってはメリットかも?と思えました。
SSTRって出発地点が毎回同じな場合、ルートの大雑把なパターンは2つくらいしか作れません。
仕事の都合等で、出発地点を前年より大きくずらすことが難しい人は多いでしょう。
毎回同じルートを走ってたら飽きますよね。
でも、「指定の道の駅」は毎年シャッフルされるようです。
つまり、「指定の道の駅」に合わせて毎年ルートを組み直す必要があるので、ルートのマンネリ化を避けられるメリットがあると思いました。
良かったこと
混雑を避けられたのが良かった^^;
分割して全国を走破中なのですが、石川県を走るのならSSTRに乗っかるのが良いかなと思い、今回参加しました。
ホンネを言うと、5,000台も集まるイベントには参加したく無かったのです。
だからず〜っとテンション上がりませんでした。
幸か不幸か今年は特別ルールになったので、ガラッガラの千里浜をまったり走れて良かったです。
平日に参加したので、千里浜まで他の参加者と遭遇しませんでした。
ほぼソロツーリングみたいなものです。
でも、イベントなのでしっかりゴールがある!
最高でした。
スタッフや地元の関係者の方は、3月末までの対応が大変でしょうね。
食事
旅の醍醐味は食事ですね^^
なんも参考にならないと思いますが、私が喰らった食物を紹介しましょう!
中央道 双葉SA カレーパン
時間がもったいないので、バイクの横で直立しながら喰う。250円。熱々でうまし!
道の駅 木曽川源流の里きそむら 天ざる
長野といえば蕎麦でしょう!天ぷらは揚げたての絶品でした。1,000円。
東海北陸自動車道 不動寺PA チャーシュー麺
高山でラーメンを食べたかったのですが、時間が無かったのでスルー。石川県に入った高速のPAで食べました。750円。旨くも不味くもないフツーのラーメン。
宿泊地 能登千里浜キャンプ場
休暇村能登千里浜が管理するキャンプ場です。
ゴール地点の千里浜レストハウスから15分程度に位置していて、静かで良い場所でした。
- 料金:1,670円
- バイク乗入れ:可能
- ゴミ捨て:可能(無料)
- 温泉:バイクで2分先の能登千里浜休暇村にて700円
- 買出し:5分程度の位置にコンビニあり
事前にネット予約が必要。
買い出しは付近がわりと栄えているので、スーパーもあるかもしれません。
▼キャンプ場の詳細は関連記事を参考にしてください
▼使っているキャンプ道具はこちら
SSTR2020の感想
10月1日の日の出時刻は5:40頃で、日没は5:30頃でした。
走行時間はたったの12時間。
ゴールできたのは4:30頃で、ほとんど寄り道なしの走りっぱなし状態。
結構キツかったです。
高山でチャーシュー麺を貪りたかったのですが、時間が足りなくて諦めました。
スマホを使ったSSTRシステムも使えなくて残念。
でも、スタンプラリーは楽しいですね。
スタッフ側も毎回反省会をして内容を見直し、毎年パワーアップしているのでしょう。
よくできたイベントだと思いました。
ほんと参加して良かったです!
【参考】2014年SSTRの印象
当時のルールが、2020年のルールと違うところは次の通り。
- 道の駅しかポイントを得られない
- 「指定の道の駅」は無し
- 高得点者も称えられる
- 道の駅「狼煙」が特別ポイント(30点)
- 神社のおみくじポイントあり
あと、ルールではありませんが、参加料にイベント会場での食事(立食)が含まれていました。
なので参加料は2020年よりも高かったです。
▼バイクはセロー250でしたが、かなりキツかった^^;
指定の道の駅ルールが無かったので、ルートは比較的自由に組めました。
しかし、高得点者も称えられるルールだったので、ガンガンにカッ飛ばすバイクを何台も見る^^;
特に「道の駅 狼煙」から千里浜までのルートは、公道レース状態だったようです。
こりゃぁ、いつか死人がでるな … と。
この年は500台程度の参加数でしたが、ゴール地点はなかなかの混雑。
さらに、夜のイベント会場の食事対応がお粗末でした。
食事会場に集まったライダーは、数100kmも爆走してきた腹を空かした猛獣です。
皆、出てきた皿に飛びついて貪りまくる … 戦場でした。
予算の関係だと思いますが、食事の量が少し足りなかったと思います。
別行動で参加した知人グループが、イベント会場までの送迎バスの遅れで、食事のピーク時間に間に合わず。
残飯をさみしそうな顔してつまんでいる姿を見て、あいつら負け組だなと思いました。
もちろん私は遅刻しなかったので、たらふく喰いまくった勝ち組。
参加料の元は間違いなく取り返しました。
スタッフ側からすると、開催2回目ではこの惨劇を予測できなかったのでしょう。
仕方のないことです。
でも、不慣れながらも一生懸命なスタッフの動きが好印象でした。
総合的に、初めて参加したバイクイベントだったので、すごく楽しかったです。
しかし、個人的には危険なイベントだなぁと思ったので、その後の5年間は不参加。
2020年は久しぶりに石川県を走ってみたかったのと、進化したSSTRを体験したくて参加した … という感じです^^;