この記事は2020年1月時点の検証結果です。
現在、私がモトブログで最強なカメラと思うのはGoPro MAXです。
▼GoPro MAXの記事はこちらをご覧ください。
お手軽なモトブログ環境を構築するならGoPro HERO8は現在でも最強カメラだと思いますので、記事は公開時のまま残しておきます。
2019年10月に発売されたGoPro HERO8は、バッテリー、SDカード、USB端子へのアクセス方法が従来機種から変更になりました。
▼USB-Cにマイクアダプターや充電ケーブルを差すと、側面のパネルが閉まらないという残念な仕様です。
この状態では、モトブログに必須な外部マイクアダプターを差したまま運用することができません。
▼この問題を解決するパーツが販売されています!
ulanzi G8-7 バッテリーカバー
ulanziから発売されているG8-7サイドカバーは、HERO8の弱点を改善してくれます。
それほど画期的なパーツでもないのですが、これがあるだけで本当に助かります^^;
▼サイドカバーを閉じたままUSB-Cにアクセス可能です。
▼HERO8用
▼HERO9用はコチラ!
残念な点としては、わりとすぐに外れてしまうことですが、しっかりハメ込めば脱落することはありません。
▼ただし、このサイドカバーは防水設計ではありません。
純正のサイドカバーは、裏面にゴムパッキンがあるのですが、ulanzi G8-7は防水処理がされていません。
ですが、そもそも外部マイクアダプターが防水仕様ではないので、仕方のないことです。
雨が降ったらマイクアダプターを外して純正のカバーに戻し、音声の録音は諦めましょう。
メディアモジュラーはどうなのか?
HERO8がこの様な残念な仕様になったのは、メディアモジュラーと合体する為ですね。
このメディアモジュラーの背面に、外部マイク端子とUSB-Cがあります。
▼外部マイクとの接続がスマートになることは確実ですが、フレームの様に取り付けるので、本体サイズが一回り以上大きくなります。
モトブログ用途で考えると、この製品は防水仕様では無いのが厳しいです。
コールドシューが2つあり、オプションとしてライトモジュラー、ディスプレイモジュラーが付けられます。
拡張性はあるのですが、モトブログ用途だとちょっとオーバースペックですね。
ただ、単なるケージ(ケース)として考えると、メディアモジュラーは優秀だと思います。
検証動画
早速GoPro HERO8でモトブログのテストをしてみました。
OSMO ACTIONとの比較もしています。
OSMO ACTION比較結果
HERO8とOSMO ACTIONを同一環境で撮影テストした結果です。
◯:良い △:普通 ✖️:もう少し頑張りましょう
GoPro HERO8 | OSMO ACTION | |
広角映像 | ◯ | △ |
ブレ補正 | ◯ | △ |
音声録音の質 | ◯ | ◯ ※追記を参照 |
動作レスポンス | △ | ◯ |
外部マイクアダプターの取り回し | ✖️ | ◯ |
バッテリー交換のしやすさ | ◯ | △ |
検証動画を見ていただくとすぐに分かると思うのですが、モトブログの肝になる音声の質(自分の喋り声)は、OSMO ACITONだとスピードが70km/h付近から音声割れしてしまいます。
マイクの仕込み場所を調整したり、高性能なマイクに変えるなどして色々と検証したのですが、どうしても満足できる結果が出ませんでした。
良く聴き比べると、風切音の制御はOSMO ACTIONの方が優秀です。
でも声が割れてしまうと、モトブログとして使用するのはちょっと厳しいですね。
しかし、OSMO ACTIONは非常に使い勝手が良いので、引き続き検証していきます。
追記:2020年3月2日
OSMO ACTIONの音割れ問題は解決しています。
現在は音割れも無く、快調に使えています。
▼音割れ問題改善後のサンプル動画
SuperViewモードが残念
(2020年6月追記)
GoProのセールスポイントである16mm相当の超広角なSuperViewモードには欠点があります。
画面の歪みがひどくて実用的ではありません。
画角は16〜34mm相当の広角モードで運用するのがベストでしょう。それでも十分広い画角だと思います。
▼検証した動画がコチラ
まとめ
HERO8の最大の特徴は、マウント用の足が本体に内蔵されている事でしょう。
HERO7までの旧機種やOSMO ACTIONとは違って、フレームレスでヘルメットにマウントできます。
これは非常に便利です。
側面のカバーをulanziのG8-7にすると、バッテリー交換もわざわざマウントから外さなくて良く、歴代のGoProの中では一番使い勝手が良いです。
HERO7との性能差は、Youtubeに上がっている比較動画を確認したところ、画質やブレ補正ともに劇的な進化をしているようには見えません。
買い替えに関しては、HERO7のオーナーなら不要。
ご新規またはHERO6までのオーナーは、HERO8にすることを強くオススメします。
ただし、ulanzi G8-7サイドカバーに交換することが必須です
▼グローブを付けたまま録画ボタンを押しやすくするためのゴム