先日、これまでモトブログで使っていたGoPro HERO5 SessionをOSMO ACTIONへ変更しました。
しばらく快適に使っていたのですが、急に音声が割れて録音されるようになり、対処に困っていました。
特に高速道路で70km/h以上スピードを出すと、聞くに絶えないひどいあり様(><)
▼コレが音割れに苦しんでいる時の検証動画です。
ピンマイクを高価な物に変えたり、マイクの仕込み位置を変えてみたりといろいろやったけど、どれもダメ。
2019年12月3日にリリースされた新ファームウェア(01.07.00.20)を適用してから、おかしくなったような気がする??
あ〜OSMO ACTIONも駄目カメラか…と思っていたのですが、ひょんな事で解決したのでココに残しておきます。
▼結果だけ知りたい方は、目次から「解決方法」へジャンプしてください。
OSMO ACTIONの風ノイズ低減設定
「風ノイズ低減」設定について調査してみました。
OSMO ACTION ファームウェア:01.07.00.20
▼外部マイク装着前
▼外部マイク装着後
外部マイクを挿した途端に、「風ノイズ低減」のスイッチがグレーアウトして設定を変えられません。
このことから「風ノイズ低減」機能は、OSMO ACTIONの内蔵マイクのみに有効と思われます。
試した事
- OSMO ACTIONの「風ノイズ低減」機能をONにしたまま外部マイクを挿して録画する
- OSMO ACTIONの「風ノイズ低減」機能をOFFにしたまま外部マイクを挿して録画する
上記2パターンでテストしましたが、結果はどちらも同じく音声割れしました。
【使用したマイク】
わかった事
高性能なTASCAMのラベリアマイクを使っても、結果は変わりませんでした。(むしろ悪くなった><)
結果からモトブログでOSMO ACTIONを使う場合、外部マイク側でしっかりノイズ対策をする必要があると言うことです。
▼つまり、こんなウィンドジャマーを付けたマイクを付けないとダメってことです
何度も試してようやく怪しいと思ったことは、ヘルメットの中に固定しているマイクが、走行風を直接受けているのではないか??です。
考えてみれば当たり前です。時速70km/h以上で受ける走行風が、直でマイクに当たれば音割れするでしょう。
GoPro HERO5 Sessionではここまで醜い音割れがしなかったので、どうやらGoProとOSMO ACTIONは音声の処理方法が違う…当たり前ですが別物と考えるべきと判断しました。
解決方法
単純にヘルメット口元の通気口(エアインテーク)を塞いだら解決しました^^;
と、いうより調子良かった時に戻っただけです^^
▼バイクのスピードが上がると、この細い通気口から風が勢いよく流れ込んで、マイクと口元の周辺で風が暴れまくっていたのでしょう。
何かの拍子に、閉めていた通気口を開けてしまった事に気付かなかったようです。
単純な事ですがGoProは通気口を開けて使っても、音声割れがそれほどひどくなかったので、なかなか気付きませんでした。
▼さらにこの通気口を閉じても微妙に隙間が空いていたので、グルーを流し込んで完全に塞ぎました!!
これで何かの拍子に通気口が開くことはありません!
そしてクリアな音声を撮るために、二度と開けることはできません!
こんなことすると夏は暑くて地獄でしょうね(><)
それでも映像チェックをした時に、音声割れを発見して泣きを見るよりマシです。
マイク位置の調整
前から気になっていたのですが、自分の息遣いも録画されるのを避けるために、少しマイク位置を横にずらしました。
▼マイクの先端部分をチークパッドに隠れるようにしました
▲モトブログ用のマイクもグルーで接着しています
ず〜っと自分のハァハァ言う音声が気になってたのですよ!
これで完璧!
▼コレが音割れ問題解消後に撮影した動画です。
まとめ
私のようにGoProからOSMO ACTIONへ変更した場合、同じトラブルに遭遇する可能性があります。
OSMO ACTIONとGoProは音声処理の特性が違うので、GoProと同じ感覚で使うとダメです。
今回のケースの場合、ヘルメットによっては全く問題がなかったり、逆に対処不可能なケースもあるでしょう。
以上、OSMO ACTIONでモトブログをやっている人は圧倒的に少ないのですが、参考になれば幸いです。
ちなみに通気口を塞いだりマイクの固定に使ったグルーは、綺麗に剥がせて元通りになります。
▼一本あると人生楽しくなります。
▼簡易防水対策にも使えます。
▼OSMO ACTIONは動作が安定していて非常に良いカメラですよ!
▼専用の外部マイクアダプターはコチラ
以上、参考になれば幸いです!