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無限アルパカ

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OSMO ACTION D-CinelikeとLUTで遊ぶ |OSMO POCKETにも対応

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ずっとGoProを使っていたので、OSMO ACTIONの映像はなんとなく眠いと言うか、薄い色合いでちょっと物足りないなと思っていました。

そこでOSMO ACTIONのD-Cinelikeモードで撮影し、汎用のLUTを当てて少し濃い目の色合いにするテストをしました。

目次

D-Cinelikeモードとは

D-Cinelikeで撮影すると、彩度やコントラストが低い眠い(薄い)映像で録画されます。

光の諧調情報を標準画質より多く取り入れているので、このような色合いになるようです。

映像データには写真と同じくRAWフォーマットがありますが、RAWとD-Cinelikeにはかなりの差があります。

RAW>10bit log>8bit log>>>>>>>D-Cinelike>標準(撮って出し)みたいな感じです。

D-CinelikeもRAWフォーマットから見たら、かなり手を入れられた映像だと思った方が良いでしょう。

但し、標準モードで撮った映像よりも、好みの色調整をしやすい特徴があります。

GoProだとPROTUNEモードがD-Cinelikeと近い用途で使われています。

LUTとは

LUTはLook Up Tableの略で、入力色データに対応する出力色データを参照する対応表をデータ化した物です。

そしてLUTは撮影したカメラに適合した物を使うのが基本です。

しかしコンシューマー向けに販売されているOSMO ACTIONやOMSO POCKETには専用のLUTがありません。

有志が作成したフリーのLUTがネット上に野良ファイルとして転がっていますが、種類が少ないので自分好みの色合いにならないと思う人がほとんどでしょう。

あと、ネット上の野良ファイルに手を出すのは、ウイルス感染の危険性が高いのでヤメた方が良いです。

と言うことで、今回は動画素材を販売しているMotionElementsから、汎用のLUTをいくつか試してみました。

使用したLUT

MotionElementsで販売しているLUT PACK 02を使用しました。

MotionElementsサイトからキーワード入力欄にLUTと入力して検索すると、たくさんLUTパッケージ製品が出てきます。

いくつか試しましたが、LUTS PACK 02があれば一通り遊べます。

今回使用したLUTは、上記LUTS PACKに含まれている「National colorgrading LUT Preset 02.cube」です。

MotionElements - ロイヤリティフリー 動画素材マーケット、音楽、アフターエフェクト テンプレート

LUTの適用方法(Premiere Pro 2020)

WindowsとMacのケースで解説します。

Windowsの場合

以下のパスにLUTファイルを放り込んでPremiere Proを再起動します。

C:\Program Files\Adobe\Adobe Premiere Pro 2020\Lumetri\LUTs\Technical

(管理者権限が必要なパスなので、会社で使用しているPCだと権限の問題で変更でない場合があります)

Macの場合

Premiere Proのアプリアイコンを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選びます。

パッケージが展開されたらContents→Lumetri→LUTs→Technicalを開き、LUTファイルを放り込んでPremiere Proを再起動してください。

(管理者権限が必要なパスなので、会社で使用しているMacだと権限の問題で変更できない場合があります)

適用方法

シーケンスからLUTを適用したい動画を選択しておきます。

ワークスペースの「カラー」をクリックし、ウィンドウの右側に出てくる「Lumetriカラー」を選びます。

「基本構成」の下にある「LUT設定」から目的のLUTを選べば適用されます。

サンプル映像

以下がテストで使用したカメラです。

  1. OSMO ACTION 標準モード
  2. OSMO ACTION D-Cinelikeモード
  3. GoPro HERO5 Session

テスト目的

GoProで撮った映像のように、もっと色合いを濃くしたい。

D-Cinelikeは使えるか?

私の肉眼で見た風景の色合いに一番近かったのは、OSMO ACTIONの標準モードでした^^;

GoProはかなり濃い目の色付けがされていますね。

D-Cinelikeモードで撮影すると、その名前の通りシネライクっぽい眠い映像になります。

これは先に述べたように、色合いを後から調整するための撮影モードです。

テストした結果ですが、色調を標準モードとはかけ離れたものにしたいとか、他のカメラで撮った映像と合体させる時に、色調を合わせたいといった明確な目的がない限り、D-Cinelikeモードは必要ないという結論です。

全体的な雰囲気を変えたい場合は、まずはLUTではなく、画像編集ソフトのフィルターを使えば良いでしょう。

D-Cinelikeの感想

世に出ているモトブログ映像のほとんどがGoProで撮影されています(Sonyも若干ありますが…)。

OSMO ACTIONの映像が眠いと思っていましたが、実は一番肉眼に近い映像でした(個人差あり)。

GoProの映像に慣れてしまっていたようです^^;

と言うことで、マイナーなOSMO ACTIONらしさを出すなら、標準モードで撮影することをおすすめします。

以上、参考になれば幸いです!

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